ジブリ雑学・都市伝説完全ガイド

崖の上のポニョ

「津波で天国に・・・」
町が水没して、最後にみんなが集まった場所は実は、天国である。こういった都市伝説がよく話されている。
水没後、ひとびとの魂が天国に向かって移動している、途中の川で会う夫婦は成仏できていなかった魂で、物を与えてポニョが成仏させた。という解釈もあります。

トンネルがこの世とあの世を結ぶ道で、ポニョが通ったら金魚になっています。また、「ここ嫌い」とポニョ自身も言っています。
また、老人が若返って走り回る。人々が海中で呼吸している事からも現世の者ではなくなったことを現している様子。


・全てが水没した時点で、魂が天国へ大移動している
・途中の川で逢う大正時代の夫婦は成仏できない魂である
・終盤、トンネルを抜けたシーンで空気が変わり、この世ではなくなる
・老人が若返り、動かない足が動き走り回る姿は、天国での話
・父親が船の墓場にたどりつくシーンは観音様に救出されたのではなく、迷える魂が成仏した
・水中で呼吸できても不思議に思わない人々たちは不自然である

宗介の母親が、今は不思議なことがいっぱい起こっているけどきっとあとで分かるからと言っているのも裏付けの1つである。


「舞台」
広島県福山市の鞆の浦がポニョの舞台


「ゲド戦記」
「崖の上のポニョ」は「ゲド戦記」のアンサーだった。
この崖の上のポニョには、前作「ゲド戦記」に込められた宮崎吾朗監督の「父親への想い」に関する、宮崎駿監督なりの回答が込められているというのだ。

「ゲド戦記」は、父親を殺した主人公の気持ちが描写されているが、これは父親・宮崎駿に関する息子・宮崎吾朗の複雑な胸中を表現しているとうわさ。
今回、「崖の上のポニョ」は、人間になりたいポニョとそれをなだめる父親がひとつの焦点だが、それが宮崎駿から見た息子への回答だというのだ。