海水浴・プールに潜む危険

危険生物予防法

海には危険生物がたくさんいますが、事前に知っていれば回避することもできるでしょう。
では、そうすれば危険生物から被害を受けないようにできるのでしょうか?


①いじめない
海の生物達も、悪気があって私達を傷付けようとしているのではありません。防衛行動なのです。
カサゴやオコゼだって、踏んづけたり触ったりしないかぎり、積極的に襲ってはきません。シャコやタコは人間が近寄ると逃げていきます。

②肌の露出を控える注意していてもうっかり、ガヤやサンゴ触れてしまう事もあります。
また、海の中にはさまざまな生物の幼生やクラゲが浮遊しており、避けるのはなかなか難しいので、なるべく肌を露出しない保護スーツを着用するのがベターです。

③サンゴや岩などにむやみに触れない
サンゴに触らないというのは、環境保護の意味もありますが自分自身を守る意味でも大切です。
サンゴ自体にある刺胞毒と、オニヒトデのように強い毒を持つ生物がサンゴの裏などにひそんでいるからです。
また、ウツボだってすみかに変なものが突然侵入して来たら、防衛するに決まってます。
サンゴや岩などに、むやみに触れたり、岩穴に手を突っ込むのはやめましょう。


海の生き物たちは故意に私たちに危害を与えているわけではありません。
それなのに、どうして海の生物でケガをしたりするのでしょうか?
それは、ついバランスをとるために手をついたり、つかまったりする不注意と、無知が原因です。
海はもともと海洋生物の生活圏なのです。
私達は海水浴で海におじゃまさせてもらっているという謙虚な気持ちで、海洋生物たちの特性を知った上でさらに楽しく海水浴で遊びましょう。