ハンター×ハンター名言・名セリフ集

HUNTER×HUNTERの魅力

度重なる休載にも関わらず、ファンから支持され続けられるHUNTER×HUNTER(ハンターハンター)、しかし人気は衰えません。
なぜなのか?ハンターの魅力について書いていきます。

魅力その1:魅力的で多彩な登場人物
ハンターハンターの主要登場人物は2面性を持っていたり、一癖あるキャラがほとんどです。
代表的なのがヒソカで、殺人狂ではあっても、自分が見込んだ者に対しては一定の敬意を表すこともあります。
彼の意外な行動は読者の想像を超えることが多々あります。
主人公のゴンも、直情径行、純粋で前向きなキャラでしたが、キメラアント編では思わぬ陰りを見せました。
極悪集団の幻影旅団のメンバーも仲間を想う気持ちは人一倍強かったりします。

例をあげればキリがありませんが、複雑な内面を持ったキャラの数々はたまらなく魅力的です。


魅力その2:息詰まる頭脳戦・心理戦
ハンターハンターではこれまで数多くのバトルがありましたが、単純な力比べのバトルは少数です。
言葉で相手に罠をかけたり、動揺させたりすることが勝負を決定づけるシーンがいくつもありました。
時として、説明のため1ページ当たりの文字数が半端無く多くなってしまうこともありますが…、それでもツボにはまればバトルが非常に奥深くなります。


魅力その3:読者の想像を超える意外な展開
良い意味で読者の想像を超える意外な展開も魅力です。
ハンターハンターという漫画は基本的には少年漫画の定石に従っている王道ジャンプ漫画です。
主人公の少年が故郷を離れて仲間と共に冒険しながら強くなっていくというプロットはドラゴンボールやワンピースもほぼ同様です。
しかし、時折ハンターハンターでは少年漫画の枠を超えた展開を見せる場合があります。
絶望で急成長したゴンのいびつな強さ、すべてを手にすることができた圧倒的力をもった蟻の王メルエムの最後の小さな願い、など、なっなに~!!!、と思わせる場面が時々出てくるので度重なる休載でもハンターハンターを読むことは止められません。


魅力その4:絵がうまい
ジャンプではとんでもないラフな絵が掲載される場合もありますが、本当は冨樫先生の絵はかなり上手いと思います。
スクリーントーンを多用しないため、人物も背景も味があります。
また、迫力あるバトルを書ききる画力、ここぞという時の見開き2ページのキメ絵などはさすがと思います。
また、作品の美少年、美少女キャラも人気です。人気投票ではキルア、クラピカが一位二位を独占していますが、やっぱりルックスが大きいでしょう。


魅力その5:念能力の面白さ
念に関しては途中から出てきましたが、これがバトルを面白くしています。
基本はシンプルですが、様々なバリエーションを持つ念は、ある程度の使い手になれば、固有の能力を持つようになります。
それぞれが個性的なので、バトルシーンが続いても飽きません。
また、ゴンやキルアが修行して新たな念能力(必殺技)を身につける過程には少年漫画的面白さを感じます。


魅力その6:「勝利」「友情」「努力」
ハンターハンターはジャンプ漫画の3大テーマ「勝利」「友情」「努力」を全部含んでいます。
時折予想外の展開を見せますが、基本的に少年漫画のツボを上手く押さえています。


魅力その6:王道ではない王道
ハンターハンターはジャンプ漫画の王道ではあるが、ある意味王道でないところです。
ドラゴンボール・ナルト・ワンピースなどは、主人公が一番強いという絶対条件があります。そのため、展開が読みやすく、戦う敵も自ずとわかってきてしまいます。
しかし、ハンターの場合、ゴンは弱いのです。回りのキャラクターに支えられ、ゴンが成長していく。というストーリーで、そのため、敵も一番強い相手とは戦いません。


他に、ルール設定の上手さ、正義が勝たないリアリズム的作風、キルアがゴンに寄せる純粋過ぎる気持ちなど、魅力はまだまだあると思いますが、とりあえずこのあたりにしておきます。