骨盤がゆがむ原因
体のちょうど中心に位置する骨盤は、仙骨や腸骨などさまざまな骨によって形成されています。
骨盤は本来、周囲の筋肉によって正しい位置に固定されていますが、さまざまな原因によって骨盤まわりの筋肉バランスが悪くなると、骨盤を形成する骨の位置がずれ、ゆがみが生じてしまいます。
骨盤がゆがむ原因はほとんどの場合日常生活にひそんでいるため、骨盤のゆがみを矯正するにはライフスタイルを見直す必要があります。
【悪い姿勢】
同じ手で荷物を持ったり、片足にばかり体重をかけて立っていたりすると、骨盤にゆがみが生じやすくなります。
人間は利き手・利き足ばかり使う傾向にありますが、意図的に両方の手足を利用することが大切です。
【運動不足】
骨盤は腹筋や背筋などの筋肉によって正しい位置に固定されています。
そのため、運動不足で腹筋や背筋が衰えると、骨盤を支える力が弱くなり、骨盤がゆがんでしまいます。
【誤った就寝方法】
意外と見落としやすいのが就寝方法です。
うつぶせ寝や横向き寝などの睡眠姿勢をとっていると、体の一部に負担がかかり、骨盤がゆがみやすくなります。
また、布団が柔らかすぎたり硬すぎたりするのも骨盤のゆがみのもとです。
【出産】
女性は出産時、胎児がスムーズに出てくるよう、一時的に骨盤が大きく開きます。
開いた骨盤はその後1～2週間ほどで急速に閉じる仕組みになっていますが、この間に悪姿勢や運動不足などが続くと、骨盤がきちんと閉まらず、ゆがんだ状態で固定されてしまう可能性があります。
【老化】
加齢によって体が衰え、筋力が低下すると骨盤がゆがむ原因となります。