猫(ねこ)の雑学・トリビア・豆知識

猫の集会ってほんとにあるの?

猫は、夜な夜な集会を開くという・・・これホント。
数匹から十数匹の猫が、いつも一定の場所に集まっていたら、これが「猫の集会」といわれるものです。
夕方や夜に公園など、ちょっとした空きスペースが集会所になることが多いそうです。
集まったからといって何をするわけでもなく、何となく集まって何となく解散しているように見えます。
目的は、同じ地域に住む猫同士で顔見せや情報交換などをしているものと思われます。

この集会には、野良猫も外に出られる飼い猫も参加します。
もちろん、外に出なくても2匹以上飼っていると、家の中で猫集会をしているかもしれません。

集会では、ふだん争っている猫たちもみんな静かにしていて、グルーミングをしあったり、座っていたり、ケンカをすることはなく穏やかに過しています。
ボス猫はいないように見えますが、一応順位があり、いつも他の猫よりちょっと高い所で見下ろしているのがボス猫です。見張り役をやる猫なども決まっているようです。

集会は、繁殖期以外の季節に行われ、繁殖期が近づくに連れて時間が長くなります。
普通は夜中になればそれぞれ我が家に帰っていきますが、繁殖期が近づくと一晩中集会が続くこともあり、繁殖期には集会の場所で交尾活動を行います。

【ボス猫の存在】
・・・います。
単独生活の猫にも近隣に住む猫達との猫社会があり、優位の猫と劣位の猫の関係があります。
ボス猫以外はみんな対等で、その時々の状況に応じて、優位と劣位の関係が入れ替わります。
ボス猫になるのは、ほとんどが去勢されていないオス猫で、他の猫から尊敬されています。
ボス猫といってもサルのように地域のメス猫を独占しているわけではなく地域で一番強い猫というだけのようです。