猫(ねこ)の雑学・トリビア・豆知識

にゃんこケンカのルール

【逃げるかうずくまったらケンカ終了】

猫は知らない猫同士(特にオス同士)だと縄張り争いやメスを取り合いケンカすることがあります。

1.にらみ合う
初めはなるべくケンカを避けようとして、お互いににらみ合います。このとき弱い猫は目をそらしてそっと逃げます。どちらかが逃げれば追いかけることはありません。

2.威嚇しあう
お互い引かない場合は、毛を逆立てて体大きくみせ、大きな声を出して強そうにみせ威嚇を続け、どちらかが立ち去るのを待ちます。

3.ゆっくりと歩み寄る
体を大きく見せるため横腹を見せながら耳を倒し頭を傾け、シッポを振りながら向かっていきます。

4.首めがけて攻撃
耳を倒し「シャーッ」「フーッ」などといって飛びかかっていきます。ネコパンチに口での攻撃、後ろ足でのキックと取っ組み合いの激しい戦いをします。一時休戦を交えながら負けを認めるまで繰り返されます。

5.負けを認めたらゆっくりと立ち去るかうずくまる。勝った猫は追いかけない。
攻撃してきてもじっとうずくまったまま耳をピッタリ後ろにつけて防御体勢をとった方が負けを認めたことになり、勝者はそれ以上攻撃しないで視線を外すのが暗黙のルールです。
一度ケンカして優劣が決まると同じ猫同士が何度もケンカになることはないようです。
メス猫もホームテリトリー内に侵入された場合には、ケンカをします。特に子猫のいる母猫は、子猫を守ろうと捨て身の覚悟で戦いうようです。また、母猫でなくても相手がメス猫の場合も戦うことがあります。


【逃げるかうずくまったらケンカ終了】

猫はケンカで深手を負っても直接命に関わることはありません。いちよう、限度を知っているのです。
激しいケンカでも、危ないと思えば負けを認め勝者はそれ以上の攻撃はしないというルールにのっとり行われるのが普通だからです。
怪我をするのはたいてい、耳を含めた顔や頭部、前足などです。
ケンカをして帰ってきた時、後足などに怪我をしているのは負けた証拠です。弱い猫は逃げようとしたときに後ろからやられる事が多いので、後足、しっぽ、お尻などに怪我をすることが多いからです。