猫(ねこ)の雑学・トリビア・豆知識

猫のヒゲのひみつ

猫にとって大事なヒゲ。でも猫のヒゲについては、まだはっきりしたことはわかっていないらしいが、わかっているものを紹介。
【猫のヒゲには神経が集中している】
猫のヒゲの根元は液が入った袋のようになっていて、ヒゲはここに浮いた格好になっているそうです。ヒゲの根元にはたくさんの神経が集中していて、微妙な振動でも敏感にわかる仕組みになっています。
猫のヒゲは反射弓により、まぶたとつながっています。このため顔の近くに刺激を感じるとすぐに目を閉じて大切な目を保護する役割もあります。
また、猫の目は近くのものが見えないので、口ヒゲで食べ物を感じとるのだそうです。


【ヒゲで通れるか判断している】
ヒゲは丸く円をにになっていて、狭い所を通る時にはヒゲをいっぱいに広げて、まず顔をちょっと入れて、ヒゲがあたらないか確かめ、ヒゲが通るようなら体も通ると判断します。
だから猫は頭が通ればそこは通れるとと言われていますが、なぜか太っているわけでもないのに頭が通っているのに通れない猫や、隙間が開いているのに顔を入れて確認もしないであきらめる猫がいます。これはなぜだろうか?


【ヒゲで空気の流れを感じとり暗がりを歩く】
猫が物に近づくと空気の流れが乱れ、その変化をヒゲが感じとり、物があるのが分かるので、暗闇の中でもぶつからないように歩けるといわれています。


【猫のヒゲは切らないで】
以上のことから、ヒゲは猫にとって大事なアンテナなので、決していたずらに切ってはいけないのです。
「猫は、ヒゲを切るとネズミを捕らない」とか言われ、昔から、猫のヒゲを切ると、猫の能力が劣るという言い伝えがある程、猫のヒゲは大事なものだとされています。
もし、猫がヒゲを切られたら歩く時に障害物にぶつかって、つまづいたりする危険性もあります。明るい所ならともかく、暗い所での行動をひどく妨げてしまう事になります。
 また、猫は生活に欠かせないヒゲを無くすと精気を失い、新しく生えてくるまで部屋の隅にうずくまってじっと動かなくなってしまう事もあるといいます。