猫(ねこ)の雑学・トリビア・豆知識

猫のシッポのひみつ

【シッポでバランスをとっている】
飛び降りる時はシッポを高く上げて、飛び上がる時は後肢の方に引き寄せて体全体のバランスをとります。
塀の上や棚の上など高いところを歩くときもシッポでバランスをとりながら歩きます。また、方向を変える時も同じです。
猫のバランス感覚が優れているのもシッポのおかげかもしれません。
猫はシッポでバランスを取っていますが、シッポがない猫(マンクスの中のランピー種)もいます。
シッポがない猫は、体のバランスを取るために、後ろ足が発達したと言われています。後ろ足が前足に比べて長く、腰高の体系で、両足をそろえて地面をピョンピョンとウサギのように飛び跳ねて歩きます。(普通に歩くときはあまり気が付かないかもしれません)


【日本にはシッポの短い猫が多い】
日本猫はボブテールといわれるようにシッポの短い猫が多いようです。
短いボンボンのようなシッポを「ジャパニーズ・ボブテイル」といい欧米にはあまりいなく珍しいそうです。
日本猫本来のボブテイルは、日本でも最近あまり見かけなくなりました。

日本にシッポの短い猫が多いのは、その昔、猫が長生きをすると、やがてシッポが二股に分かれ、人間の言葉を理解する「ねこまた」という妖怪になってしまうという猫股伝説があり、シッポが長いと化け猫になると嫌われるようになり、江戸時代中期頃に突然変異で生まれたシッポの短い猫が好まれたためだという説があります。
昔は子猫の頃シッポを切っていたとも言われますし、オス猫がケンカの時にシッポを引っ張られて負けないために生まれたときに母猫がオス猫のシッポを噛み切って短くするともいわれます。