猫(ねこ)の雑学・トリビア・豆知識

猫の運動能力のひみつ

【猫背はバネとクッション】
猫は猫背ですが、歩いているときは背骨をピンと伸ばしています。
猫の背骨は、短い円柱状の骨(脊椎)が連なっています。
弓のようにしなやかに曲げられる背骨が、背骨を丸めて一気に伸ばすバネの働きと、着地時や獲物に飛びついたときの衝撃を吸収の役割をしています。
うずくまった姿勢から素早くジャンプができるのも、猫背のおかげです。


【身長の5倍の高さはジャンプ可能】
猫は腰の位置が高く、柔軟な関節で背中のバネや後ろ足のキックを使いジャンプします。
テーブルなどの高さは軽々と上がることができ、少し高い棚などに上がる時は、じっと上がる方を見て思い切ってジャンプしています。
ただし、年とともに関節が硬くなりジャンプ力が衰えてくるようです。


【木登りは得意だが、降りるのは苦手】
猫は木に登る時は、爪と筋肉を使い、勢いにまかせて登っていきます。
これは自分を守るため、獲物を捕るために、野生時代に身に付けたものです。
しかし、高い所に上がって降りれなくなることもよくあります。木から降りる時は、木にしがみついて、爪を立てながら後ろ向きにズルズルと下り、ジャンプできそうな所になるとジャンプして降ります。
中にはサルか忍者のように下向きでスルスルと降りる猫もいます。降りるのは苦手のようです。


【にゃんぱらりんは高さによってちがう】
高いところから落ちても大丈夫とはいえ限界はあります。
大体3~4階くらいの高さであれば問題ないといわれます。何階から落ちたかによって、ケガのしやすさに差があるようです。高さが低いために、着地時に骨折する場合もあれば、7階以上の高さでも無傷な猫もいるようで、猫の能力によっても違うのかもしれません。


【猫は車酔いをしない】
人間は車酔いをする人がいます。その原因は様々ありますが、乗り物の振動や加速、体の傾斜などを感知する三半規管が弱いからといわれることがあります。 犬は車に酔いやすいが、猫はあまりないようです。これも三半規管が発達しているためかもしれません。