猫(ねこ)の雑学・トリビア・豆知識

猫はなぜ水が苦手なのか?

もともと砂漠で生活していた猫は、水に濡れるのをすごく嫌います。
体をきれいにするのには、水ではなく砂を使っていました。
砂の上で体をクネクネさせて、体毛を砂にこすりつけていたんです。
これではよけいきたなくなるように思えますが、こうやってノミやなんかもとってたんです。

そもそも、猫の体毛は水に弱いんです。
というのも、体毛にはオーバーコートとアンダーコートという二種類の毛があります。
オーバーコートは、外気や雨から体を守ります。
アンダーコートは、空気の層をつくって体を温めます。
カンタンに言えば、 オーバーコートは人間の着る「上着」で、 アンダーコートが人間の着る「下着」みたいなもんです。

犬も、この「上着」と「下着」を着ています。
でも、犬の「上着」は、レインコート(カッパ)なみに水をはじきます。
たいして猫の「上着」は、とても良く水を吸収します。
だからずぶ濡れにでもなったら、体がすごく冷えちゃいます。
ノラ猫なら、ずぶ濡れになるのは命にかかわるかもしれません。

なので、水が嫌いなのです。
まあ、猫はくさくないですし、自分でお手入れしているので、基本きれいです。
無理にシャンプーしなくても大丈夫ですよ!