猫(ねこ)の飼い方-しつけや食事・病気を学ぶ

猫のワクチン接種

猫にワクチン接種はしたほうがいいのか?
もちろん接種したほうがいいです。

それはワクチン接種による>副作用という危険性は、ワクチン接種を受けなかったことによる感染の危険性よりずっと低いからです。
つまり、(ワクチン接種による副作用)<(ワクチンを接種しないことによる感染) となります。

ただ、すべての猫に接種がすすめられているのは、 3種混合というワクチンのみです。
この3種混合ワクチンは、室内飼いの猫でも接種させたほうがいいでしょう。
というのは、飼い主が外からウィルスを持ち帰ってしまうことなどがあるからです。

それ以外のワクチンについては、それぞれの状況によって接種するかを決めます。
状況というのはたとえば、外出自由で他の猫と接触する可能性が高いとか、ウィルスを持った猫を一緒に飼っているなどです。


【ワクチンの接種時期】
大人の猫は、健康ならいつでも接種できます。
子猫の場合は母猫の初乳を飲んでいるかで違います。

初乳を飲んでいるなら、 生後8週間に1回目のワクチン接種をおこないます。
そしてその4週間後に2回目のワクチン接種をおこうのが通常です。

初乳を飲んでいないなら、生後4週間で1回目のワクチン接種をおこない、 間隔をあけて合計3回の接種をおこなう場合があります。


【ワクチンの接種間隔】
日本では1年に1回のワクチン接種をすすめています。
でもアメリカでは3年に1回が一般的です。
また日本の獣医さんでも、3年に1回でいいといっておられる方がおられます。

この接種間隔については、 獣医さんによって意見の分かれるところなんです。
なので、かかりつけの獣医さんに相談してよく考えて決めてください。