猫(ねこ)の飼い方-しつけや食事・病気を学ぶ

難しい赤ちゃん猫の人工保育

生後4週間までの猫は、母猫か人間のこまめな世話が必要です。
母猫のかわりに赤ちゃん猫を育てるには、まず箱が必要です。
箱の高さは、赤ちゃん猫がはい出せないくらいにします。
高すぎると、あたたかい空気が上にいってしまいます。

そして、中の温度は30℃前後に保ってください。
湿度は60%ぐらいがベストです。
あたためるには、箱の底に ペットヒーターやカイロを敷きます。
そしてその上からタオルなどをかぶせます。
ペットヒーター やカイロは、全面に敷かないようにします。
これは、温かくなりすぎたときに、子猫が避難できるようにするためです。
■食事
ミルクは必ず猫用のものにして下さい。
牛乳だと必要な栄養が摂取できないのと、猫は牛乳を消化するのが苦手です。
ミルク は、人肌(38℃前後)にあたためます。
あたえるのは、猫用の哺乳瓶がラクです。
与える量は、猫用ミルクに書いてある量を目安にしてください。
与える回数は1日5~7回が目安です。
生後3~4週間で離乳をはじめます。
離乳前の猫は、自分でトイレができません。
なので ミルク を飲む前・後は、肛門のあたりを指やティッシュ・ガーゼで刺激します。そうすると、排泄します。
■好き嫌いについて
食べ物の好き嫌いというのは、離乳期に決まります。 これは、猫にかぎらず人間も同様です。
ただ人間の場合は、嫌いだけど健康のために食べたりします。
それに、食わずぎらいを克服したりもします。
でも、猫は離乳期に食べなかったものを口に入れようとしません。
だから離乳期にかたよった食事をすると、 とてもガンコな食わず嫌いになってしまいます。
なるべくいろんなものを与えてください。
反対に、テーブルの上の物を食べさせないなどのしつけも大切です。