猫(ねこ)の飼い方-しつけや食事・病気を学ぶ

これは大変なんだ・・スプレーてなに?

猫のスプレーは、自分の縄張り(テリトリー)であることを示す為、尿をかけてマーキングすることです。
猫のオシッコには色々な情報が詰まっていて、年齢・体の大きさ・喧嘩の強さ、時間の経過とともに微妙に変化するニオイから時間までわかるという。
尿スプレーは通常の排尿と違い、少量の尿を、垂直な物に立ったまま後方に向かって噴射する行為で、強烈で独特な臭いがします。また、より高い位置にかけようとします。
生後6ヶ月以上になるとします。オスもメスもしますが、特に去勢してないオスが多く、メスは頻度も低く、座ってしたり、ニオイもあまり臭くないといわれてます。
水分をあまりとらないで、膀胱にたまった尿の量が少ない時は、かける回数でなく量を減らすようですが、膀胱が空になって尿が出なくてもスプレーの格好はしていることもあるようです。


■された時の処理
猫がスプレーをしたからといって、体罰や言葉で叱ることは、逆効果になるので禁物です。 すぐに雑巾で拭き取ります。熱いお湯か水、中性洗剤、アルコールなどで拭いた後、消臭剤などで臭いが残らないようにしましょう。(消臭剤を近くにまくだけでも効果があることもある) ◇カーペットにおしっこをしてしまったら ぞうきんですぐに拭き取りましょう。熱めのお湯で絞ったぞうきんでたたくように。次に酢をつけたぞうきんで拭くと効果的です。最後にお湯で絞ったぞうきんで、もう一度きれいに水拭きしましょう。 ※各種の洗剤や消臭剤の使用は注意が必要です。 アンモニア系の漂白剤などを使用すると、逆効果になり、その上にまたスプレーをしてしまうので、酸素系洗剤を使用するとよいでしょう。また、猫よけスプレーを噴霧するのは逆効果になります。

■防止対策
・去勢手術や避妊手術をする
去勢手術で、スプレー行為は約90%解決するといわれています。(手術後は、スプレー行為がなくなるまで1週間程かかることもあるそうです。)
去勢手術や避妊手術をすると、完全には治るということではなく頻度が少なくなるようです。避妊手術をしているメスでもスプレーをすることがありますし、高齢になってから去勢をしたオス猫の場合、たまに止まらないこともあるそうです。

・決まってする場所がある場合
ビニールシートやしわにしたアルミホイルを敷く、粘着テープを貼るなどをして、そこで排尿するのが嫌になるようにしたり、その猫の食器やベッドを置くという方法で、そこで出来ないようにすることもできます。

・いつもと違う臭いを消す
他人や他の動物などのニオイのついたものにも、猫は強く反応して、そのニオイを消すために、排尿やマーキングします

・ストレスを取るか軽減させる
ストレスを感じてする場合は、猫を良く観察し、ストレスの原因を取り除くか軽減してあげることが大切。