簡単・おいしい!電子レンジで節約お料理レシピ

電子レンジの使い方

誰でも簡単に使いこなせる電子レンジですが、安全に、正確に使用するために守らなければならないことがあります。

【ワット数の確認】
電子レンジの調理時間はそのレンジのワット数によって異なります。
自宅で使う一般的な電子レンジは400~600W、レストランや会社などにある業務用は1000~1200W。
ワット数が大きくなると伝わる熱量が増えるので、調理時間が短縮できますが、過熱する力が大きいぶん焦げたり吹きこぼれることがあります。
あらかじめ自分の使っているレンジのワット数を確認しておき、本を見て調理するときは、書かれているワット数と調理時間を守るようにしましょう。
解凍や温めで使う場合も、始めは少なめの時間に設定しておき、温まり具合を見ながら徐々に加熱すれば焦げたり吹きこぼれる心配が少なくなります。


【ラップやふたをするのか、きちんと確認!はずすときはやけどに注意!】
ラップやフタをして料理を作ると、内部に水分を中に残したまま調理ができるのでしっとりとした料理ができあがります。
逆に外した状態で加熱すると、食材の水分がぬけ全体がカラっと仕上がります。
煮物やスープはラップあり、揚げ物や炒め物はラップなしなど、自分が作る料理をどのように仕上げたいか考え、ラップの有無を判断しましょう。
調理が終わってラップやフタを外すときは、ついている水滴で火傷をする恐れがあります。扱いには充分注意しましょう。


【その素材は加熱していいものなのか?】
電子レンジでは加熱する際に注意しなければいけない食材があります。 レンジで卵を温めてはいけません。卵は周りが殻で覆われているので、電子レンジで加熱すると内部が膨張して破裂してしまいます。
危険ですのでやめましょう。その他、膜や堅い殻で覆われている食材(ウィンナー、イカ、栗、銀杏など)もそのまま加熱すると破裂する可能性があります。包丁で切れ込みを入れるなどして注意しましょう。 コーヒーやお茶などの飲料は、沸点まで達してもレンジ内では沸騰せず扉を開けたり取り出した際に一気に中身が吹き出すことがあります。取り出す際に注意しましょう。


【かならずレンジで使用しても良い容器を使う】
電子レンジでの調理は、できあがった料理をそのまま食卓に運べるのでとても便利。しかし、食卓での見栄えを重視して、レンジで使用してはいけない食器を使っては元も子もありません。
電子レンジには使っていい食器と使ってはいけない食器があります。自分が持っている食器は使えるのか使えないのか、きちんと調べてからレンジで使いましょう。

○使用できる容器
耐熱ガラス、耐熱性プラスチック容器、陶器、磁器、ラップ
※ただし、器が欠けているものは火花が散ったりヒビが大きくなる可能性があるので使わないようにしましょう。


○使用できない容器
耐熱でないガラス、耐熱でないプラスチック、金、銀を使った食器、ステンレス、木、漆、竹、木、籐、紙、ニス
※レンジとオーブンでは使用できる器が異なるので、それぞれ確認してから使いましょう。