家庭の節約術200でお金が貯まる!!

シャワーの方が得

オススメ度:★★★
一般的にシャワー入湯より、お湯を溜めた方が節水できると思われがちですが、15分以内のシャワー入湯なら、シャワーの方が15㍑~30㍑も得です。
また、節水シャワーヘッドというアイテムを使うとさらに10㍑程度の水を節約することができます。


お風呂の節約でよく言われているのが、「シャワー入湯より、浴槽入湯がお得」というもの。
でも、この逆もよく言われています。つまり、「浴槽入湯より、シャワー入湯がお得」というもの。さて、どっちが本当なのでしょう??
結論から言うとどっちも本当です。家族の人数や、入り方によって、シャワー入湯より、浴槽入湯がお得だったりその逆だったりするからなんです。
ではもっと突き詰めて、つまり節約術をフルに活用した場合、本当に得なのはどっちなのかを、水道代とガス代に別けて検証してみることにしましょう。


「水道代編」
●一般的な検証
一般的な浴槽にお湯を入れると約200㍑、シャワーを15分使うと約180㍑の水を使用します。15分以内の入浴ならば、シャワーの方が得と言われています。

●シャワー15分で何人入れる?
タイマーで測定してみました。特に、急がずいつも通りシャワーを使い、身体や頭を洗っている最中止められる場面で出来るだけ止め、計測した結果は4分23秒。
つまり15分以内で入れるのは3人までということです。3人以下の家族なら、シャワー入湯の方が得といえるでしょう。

●4人以上なら?
さてそれでは、4人でシャワー入湯すると200㍑以上のお湯を使うので、浴槽入湯の方が得なのでしょうか?そうとも言い切れません。
なぜなら浴槽のお湯で、頭や身体を洗うのには限度があるからです。
後で浴槽に浸かる事を考えるなら、せめて100㍑程度のお湯は残しておかなくてはいけません。
となると、4人なら一人が使えるお湯は25㍑、風呂桶にして13杯前後です。
4人入るからには、掛け湯の必要もあるでしょう。風呂桶13杯前後での入浴は、やってみると意外と難しいです。
結局4人以上だと、浴槽入湯でも「足し湯」が必要で、シャワー入湯と大差はありません。

●節水シャワーを使うなら
風呂での節約に欠かせないアイテムに、節水シャワーヘッドがあります。
流速を高め、水量を下げる構造で節水するというシャワーヘッドですが、これを使うと最低でも20%程度の水をカットできるので4人までシャワー入湯の方がお得になります。
特に夏場シャワーだけで入湯したい場合、節水シャワーヘッドは大活躍です。

節水シャワーヘッドを購入> ●お風呂の残り湯を有効利用するなら
浴槽入湯なら、残り湯を掃除や洗濯に活用できます。
毎日必要になる訳ではない風呂の残り湯ですが、掃除や洗濯をする前日だけ浴槽に湯を溜めるという方法もあります。


「ガス代編」
●一般的な検証
一般的な浴槽にお湯約200㍑入れる時間は17分。17分以内の入浴であるなら、シャワーの方が得と言われています。

●リモコンのスイッチを切るなら
浴槽入湯で追い炊きなしなければ、風呂に湯が溜まった時点でリモコンをOFFにし入浴できます。
一方シャワー入湯のでは、シャワーを止めている時もリモコンを付けていなくてはならず、種火でガス消費してしまいます。
家族の人数が少ないほど浴槽入湯の方がお得といえます。

●夏場なら
夏場は、シャワー入湯なら設定温度を39度未満にすることもできますが、浴槽入湯はそれなりに、40度~42度で給湯しなければいけません。
夏場に限り、シャワー入湯の方がお得でしょう。


「まとめ」
●水道代
家族の人数にかかわらず、節水シャワーヘッドを使うなら、シャワー入湯がお得です。
掃除や洗濯の前日だけ、浴槽入湯に切り替えるようにするとさらにお得です。

●ガス代
ガス料金は浴槽入湯の方がお得になります。しかし夏場に限り、シャワー入湯の方がお得になります。

●最終報告
結局のところ、水道代とガス代の両方から考えると、シャワー入湯と浴槽入湯では大差が無いという、本末転倒な結果になってしまいました。
水道使用料とガス使用料は地域や季節によって異なります。家族の人数や入る時間帯を考慮し料金の高い方を節約できるよう考えるのが最良の方法です。

いずれにせよ、頑張って比較検証したという証をここに残したいと思います。^^