食材の豆知識~選び方と保存方法で正しく調理~

お肉の選び方と保存方法

■鶏ささみ肉
<選び方>
鶏肉はいたみやすいため鮮度がポイント。
表面につやがなく、乾燥してしわがよったものやくすんだもの、 パックに肉汁が出ているものは避けたほうが無難です。
表面につやがあり、色が鮮やかで透明感のあるものを選びましょう。
ブロイラーと呼ばれる食用の若鶏のものがやわらかく、くせがなく安価です。
あらかじめ筋が取り除かれたものを買うと便利です。

<保存方法>
肉類の中でも鶏肉はいたみやすいため、早めに使いましょう。
生のまま冷凍が可能なので、冷蔵庫にほおっておかず、 筋を取ってラップに包み冷蔵庫で保存しましょう。
解凍は自然解凍します。


■豚肉
<選び方>
脂肪が少ない部分を選んで使うのが基本です。
脂肪が少なく淡白な味わいのひれ、もも、ロースなどは肉の色が淡いピンク色でつやのあり、 なめらかなものが良質です。

<保存方法>
生のまま冷凍するには、ももでもロースでもうすきりになっているものが便利です。
1~2枚ずつ薄い板状にしてラップに包み、バットなどに並べて急速に冷凍すると鮮度が落ちにくいです。
ゆでて適当のサイズにきり、下味をつけてから小分けにして冷凍する方法もお勧めです。


■牛肉
<選び方>
脂身の少ない部分ほど、たんぱく質を多く含んでいます。
肉全体が鮮やかな赤色で、脂肪がクリーム色か白色のものを選びましょう。
うすきり肉の重なった部分がくすんだ色なのは痛みとは違いますが、 肉全体が黒ずんでいるものは新鮮ではないので避けたほうが無難です。

<保存方法>
買った日に食べきるのが理想ですが、無理なときは必ず消費期限内に食べきりましょう。
生のまま冷凍保存する場合は、1~2枚ずつ薄い板状にしてラップに包み、 バットなどにならべて急速に冷凍します。
またゆでて適当なサイズにきり、下味をつけたから小分けにして冷凍するのも便利です。


■レバー
<選び方>
色が鮮やかでみずみずしさと弾力があるものが鮮度が高いです。

<保存方法>
腐りやすいため、なるべく買った日に使い切りましょう。
冷凍しても品質が変わりにくいので、下ごしらえをして臭みをとり、 ゆでて完全に火を通してから冷凍しておくと便利です。
解凍は自然解凍でも、電子レンジでもいいでしょう。


■ひき肉
<選び方>
鶏、豚、牛の各ひき肉のほか、牛と豚をあわせた合いびき肉という分類で売られています。
鶏ささみ肉や豚肉はきれいなピンク色のものを、牛肉は鮮やかな赤色のものが新鮮です。
どの肉も表面が黒っぽく変色しているものや、肉汁がパックにたまっているものは、 鮮度が落ちている証拠なので避けた方が無難です。

<保存方法>
ひき肉は細かく切断されているため、空気に触れている面が多く、傷みが早いです。
買った日に使い切るか、冷凍して保存しましょう。
生のまま冷凍でもいいですが、した処理後のほうがいいでしょう。
あらかじめ肉団子を作りゆでてから冷凍しておけば、スープに入れて煮るだけで肉団子スープになります。