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人肉を食べていたドイツの食人鬼

1924年5月17日、ハノーバーの川岸で人間の頭蓋骨が発見された。そして間もなくその周辺で、胴体と思われる人骨もバラバラにされた状態で袋に入れられているのが発見された。鑑識の結果、殺害された後にノコギリで切断された、10代から20代の男性のものであることが判明した。

だがこの事件をきっかけに、次々とハノーバー全域から人骨が発見されるようになったのだ。特にライネ川の運河では22人分の人骨が発見された。

当然警察は大がかりな捜索を開始して、約一ヶ月後の6月23日にフリードリッヒ・ハールマンという45歳の男を逮捕した。

ハールマンは同性愛者で、これまでに誘拐や闇取引などの前科があり、警察が彼の家を家宅捜索すると、部屋の中から大量の男物のズボンや上着が出てきたという。言うまでもなく、彼が今までに殺した犠牲者のものである。



ハールマンは同性愛の相手であるハンス・グランスと組んで少年誘拐を行っていた。ドイツが敗戦直後で食糧難だったことを反対に利用して、「食べ物をあげるから。」と言葉巧みに少年たちを誘い、ハールマンの家に連れてくるのだ。

そして少年を縄で縛り、服を脱がせてその肉体をさんざんもてあそび、最後にノドに噛みついて生き血をすすり、生肉を食う。殺害した後は、死体をノコギリでバラバラに解体し、骨だけ残して肉は全てそぎ落とす。

ハールマンは肉屋を経営していたので、そぎ落とした肉は自分で食べたりすることもあったが、細かく刻んでハムやソーセージに加工して販売したり、また別の肉屋に売ったりもしていた。

事件が発覚してから、ハールマンの近辺に住んでいた人たちは、自分たちが知らない間に人間の肉を食べていたことを知って愕然となった。


ハールマンは裁判の途中でもなんら反省の色も見せず、タバコを要求したり裁判官に文句を言ったりもしたようだ。「24人以外の少年も殺しているのではないか」との質問に対し、別の少年の顔写真を見せると「こんな醜い顔の男に興味はない。」と吐き捨てるように言ったという。

13回に渡る裁判の結果、ハールマンは打ち首、共犯のグランスは懲役12年を言い渡された。1926年4月15日、ハールマンは処刑されたが、死後、彼の頭蓋骨から脳が取り出され、研究材料としてゲッチンゲン大学に送られることとなった。