ユミル

そばかすと鋭い目つきが特徴的な、黒髪で長身の少女。身長172cm。体重63kg。トロスト区奪還戦ではクリスタと同班。
打算的で世間ずれしたきつい言動が多い。出身は不明。壁内地域以外の言語にも通じるなど、素性にも謎が多い。
初期から登場しているにも関わらず、本編ではしばらく名前は明かされず、原作の公式サイトや単行本9巻の登場人物紹介でも「名前不詳」と紹介されていたが、37話にしてようやく名前が明かされた


戦闘能力に劣るアルミンを見下す一方でサシャに恩を売って使い走りにしたり、クリスタの献身的な言動に偽善と欺瞞を指摘して付け入るなど、自分にとっての利用価値のみを基準に他者を判別する傾向があるが、後にクリスタに対しては下心のないような態度に変わっている。


また初任務で5割が戦死するとされる調査兵団への入団を逡巡を見せず決意するなど、単に保身と利己心のみが行動原理でもないことが窺える。
実力は104期生の同期からも高く評価されているが、日頃の言動ゆえにあまり良い印象は持たれていない。
過去に盗みに忍び込んだウォール教の教会でクリスタの事を偶然に聞き、本来の居場所を追われた者として共感したことが彼女との交流の原点になっているが、生きる事への執着において自分と正反対なクリスタの意識は如何とも認め難く、陰日向に汚れ役として振るまいつつも上位10人に入る権利を密かにクリスタに譲っていた。










ここからはネタバレ 原作を見ていない人は見ないほうがいいです。













ウトガルド城にて巨人の群れに包囲された危機の中、クリスタに生きる道を示すべく巨人化して戦い仲間を守り抜いたが、かなりの苦戦で右の手足を失うなどの重傷を負う。


巨人の身体を噛みちぎるほどの鋭く尖った鋸状の歯が特徴的。
正確な体格は不明だが、それほど大型ではない。

体型もユミル本人とは異なっており、頭部の大きさに比べて胴から下がやや矮小なずんぐりとした体格をしている。
巨人化状態でも言葉を話すことができる。
同じく巨人化能力者であるライナーとベルトルトは過去に自分たちを襲って仲間を食った巨人と同じと見て激しく動揺しており、同じ巨人化能力者でも異なる存在体系があることを伺わせる。