UMA・未確認生物物体の謎!世の中の不思議都市伝説まとめ

ナスカの地上絵

1927年、ペルーの航空測量班のメンバー、トルビオ・メヒタ・セスッペはナスカ高原の砂漠上空を飛行中、ふと下を見た時、我が目を疑った。
砂漠には、巨大な動物の絵や幾何学模様が多数描かれていたからだ・・・。
地上絵は、クモやハチドリ、シャチなどのほかに、宇宙飛行士のような絵まで描かれている。
最大のものでは、258メートルの鳥類の絵があり、1万3000本を超える滑走路のような幾何学図形が発見されている。

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【描画方法】
盆地の暗赤褐色の岩を特定の場所だけ幅1m~2m、深さ20~30cm程度取り除き、深層の酸化していない明るい色の岩石を露出させることによって「描かれて」いる。


規模によっては、もっと広く深い「線」で構成されている。
地上絵の線は、最初に線の中心から外側へ暗赤褐色の岩、砂、砂利を積み上げる、それから、線の中心部分に少し残った暗赤褐色の砂や砂利も取り除いて明瞭になるようにしたと推察される。

様々な図形を大規模に描き上げた方法としては、十分な大きさの原画を描き上げた上で適当な中心点を取り、そこを起点にして放射状に原画の各点を相似拡大する方法が採られた、という説が提唱されている。
ただ、地上絵の端にあった杭の存在や、地上絵の縮小図の発見などを考えると拡大説が妥当であると考えられている。


【何のために造ったのか?】
地上絵の近隣の遺跡は地上絵を描くための一時的な労務者集団の野営地とも考えられ、時期的には、先行するパラカス文化の終わる紀元前200年から紀元後800年のナスカ文化の時代に描かれたものであることがほぼ確定されている。


○マリア・ライヒェなどによる暦法関連説
地上絵の線については、マリア・ライヒェが、夏至と冬至に太陽が日没する方向に一致するものがあることを明らかにした。
さらに、マリア=ライヘは、平行でない一連の直線は数世紀にわたる夏至と冬至に日没する方向を示していると考えている。


また、ホーキンズも、線の方向について、コンピューター分析を行ったところ、1年の太陽と月の運行の方向に合うものが、偶然と考えられる場合の2倍に達するという結果を得ている。


このことから、ナスカの地上絵には、暦学的性質があることがわかる。
乾燥した南海岸地域の人々にとって夏至と冬至は、雨季と乾季の始まりであり、当然、農業を行う時期とか祭儀とかに深く関連することが推察できる。


○雨乞い儀式利用説
ナスカの地上絵が作られた理由については、次のようなホスエ・ランチョ氏の説もある。

ナスカの地上絵は一筆書きになっており、それが雨乞いのための楽隊の通り道になったというのである。

ペルーの国宝の壺にもこの楽隊が描かれたものがある。また、現在も続いている行事であるが、人々は雨乞いのために一列になって同じ道を練り歩く。
この道筋としてナスカの地上絵が作られたのかも知れない。

ペルー人考古学者のジョニー・イスラ氏も雨乞い説をとっている。
地上絵の線の上や周辺から見つかった赤いスポンディラス貝の破片は、隣国エクアドルでしか取れない貴重な貝であり、当時は雨ごいの儀式で使用されたことが他の遺跡研究から分かっているためだ。



【上空900キロから見える史上最大の地上絵】 今までの地上絵は上の説で、説明が付きそうだ・・。
UMA・未確認生物物体の謎!世の中の不思議都市伝説まとめ
しかしこの地上絵はそれだけでは説明がつかない。

これは近年、アメリカの資料探査衛星ランドサットが撮影した画像で、そこには全長50キロメートルにも及ぶ巨大な矢印が描かれていた。

矢印は巨大にも関わらず、正確で誤差がないことから、矢印の先には、超巨大な滑走路があるといわれているが、発見に至っていない。
一体これが何を示しているのか・・?何のために造られたのか・・?謎は深まるばかりである・・・・。


しかし、これがもし宇宙船などの滑走路だとしたら、超古代文明は存在していた事になるだろう・・・。