UMA・未確認生物物体の謎!世の中の不思議都市伝説まとめ

飛行生物:スカイフィッシュ

出現地域:世界各地の空中

アメリカ、メキシコをはじめ世界各地で目撃または撮影される謎の飛行生物。
スカイフィッシュ、フライング・ロッド、ロッズなどと呼ばれている。日本国内ではスカイフィッシュの名で定着しつつある。


UMA・未確認生物物体の謎!世の中の不思議都市伝説まとめ 近年ビデオカメラになどで確認され、ようやくその存在が語られるようになったが、空中を高速で飛行するため肉眼で捉えるのは非常に困難だという。

日本では現在『UFOビデオ撮影友の会』主宰者の武良(むら)信行氏など、スカイフィッシュの撮影に成功したという人物も現れ、その主な舞台である六甲山系がスカイフィッシュ多発地帯と言われ注目されている。
一説には、六甲山系にはスカイフィッシュのコロニーがあり、時にスカイフィッシュが人間を襲うこともあるという。

この生物の存在に気付き1994年から調査を始めたホセ・エスカミーラ氏は、同年8月からチームを組みアメリカのニューメキシコ州ミッドウェイにおいて観測を開始。これまでに500時間以上ものスカイフィッシュ関連映像を記録したという。

そして研究状況を公開すると共にスカイフィッシュ映像を募集したところ、世界各地から続々と映像が届くようになったという。

スカイフィッシュ映像の多くは、空中を高速で飛び回っているものだが、なかには興味深い例もある。
メキシコのユカタン半島沖でテレビ番組用の水中撮影が行われた際、その姿がビデオに捉えられたというのである。
つまりスカイフィッシュは水中でも活動できるらしいが、この時の泳ぐ速度は、空中時に比べてかなり遅いものだったという。

日本では雑誌『月刊ムー』(学研)や、フジTV『奇跡体験アンビリバボー』特番などで取り上げられて以来、注目されるようになった。

このアンビリバボー特番では、スカイフィッシュが頻出するメキシコ、アキスモンにある洞穴にてハイビジョン撮影を行い、飛行するスカイフィッシュの撮影に成功している。同時に粘着シートを用いての生け捕りを試みたものの、こちらは失敗している。

このとき撮影された映像を解析した結果、スカイフィッシュの飛行速度は時速80~277kmほどとされた。

スカイフィッシュ映像については当初から「鳥や虫の誤認ではないか?」といった見方が根強くある。しかしホセ・エスカミーラ氏は、スカイフィッシュ映像と虫等の映像とを充分に比較検討しているといい、単なる誤認でないことは証明出来ると主張している。

もしこの様な生物が実在するのなら非常にユニークな生命体といえよう。



【特徴】
体長は数センチから2メートルほどとされるが、なかには30メートルと巨大なものも
本体は細長い棒状で、その両側にヒレのような部分がある
ヒレを波打たせて、空中を高速で飛ぶ
飛行時の速度は時速80~270km以上
水中でも活動可能
人間を襲うこともある?



【正体は?】
これまでに挙げられた説には、

地球外生物(エイリアン・アニマル)説
未知の昆虫説
水生生物から進化した未知生物説
プラズマ生命体説
虫などの誤認説

などがある。

3番目の説にある水生生物とは、カンブリア紀に生息していたアノマロカリスやオパビニアなど、ヒレを波打たせて海中を泳ぐ生物のことを指している。
スカイフィッシュがヒレを波打たせて推進力を得ているように見えることから、類似の運動をしていた水生生物が空中に進出したものではないか、と考えられたのである。

これはユニークな説ではあるが、可能性が高いとは言えないであろう。生活圏を水中から一気に空中へ転換した生物というのは考え難いし、そもそも、5億1000万年前にカンブリア紀が終わって以来、アノマロカリス類の直系の子孫と言えるような生物は見つかっていないからである。

また4番目のプラズマ生命体説も、スカイフィッシュの驚異的な運動特性を説明できる説かも知れないが、前提となるプラズマ生命体の存在じたいが現時点では定かではなく、やはり可能性は低いだろう。

これらの説のなかで現在最も説得力を持ち有力と思われるのが、5番目に挙げた虫などの誤認説である。
現在では、飛行する虫(例えばハエ)などを家庭用ビデオカメラで至近距離から撮影すると、被写体が引き伸ばされて映るモーションブラーという現象により、スカイフィッシュそっくりの映像が出来上がることが広く知られている。

仮にホセ・エスカミーラ氏が言うように誤認でないと証明できるスカイフィッシュ映像が存在するとしても、それを上回る数の誤認映像が”スカイフィッシュ”として世に出回っているであろうことは想像に難くないのである。