生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

ウーパールーパー

オタマジャクシのまま大人になっちゃった?! とても不思議(ふしぎ)な育ち方をする、メキシコサンショウウオ。
湖の水がよごれて、絶滅(ぜつめつ)のピンチなんだ。

小さな魚や昆虫(こんちゅう)、ミミズなんかをつかまえて食べるよ。
子どもの姿(すがた)のままで大人になる、メキシコサンショウウオ。
でも、大人の姿(すがた)になることもあるんだ。その場合は、陸(りく)で暮(く)らすこともできるよ。
生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■大人になっても子どものまま?
みんなも知っているとおり、オタマジャクシはやがてカエルになる。
普通(ふつう)、両生類(りょうせいるい)は大人になると姿(すがた)を変(か)え、陸(りく)で暮(く)らせるようになるのだ。
メキシコサンショウウオも両生類(りょうせいるい)。
だけど、その多くは大人になってもあまり姿(すがた)が変(か)わらず、水の中にすみ続(つづ)ける。
オタマジャクシのまま大人になってしまうような、不思議(ふしぎ)な生き物なのだ。


■人間に湖をよごされて、大ピンチ!
メキシコサンショウウオのすむ湖は、どんどんよごれがひどくなっている。
近くの街(まち)の排水(はいすい)が、たくさん流れこんでいるのだ。
さらに、食用としてつかまったり、人間が湖に放した魚に食べられたりして、絶滅(ぜつめつ)が心配されている。
今、野生のメキシコサンショウウオは保護(ほご)されていて、つかまえることも禁止(きんし)になった。
ペットとして売られていることもあるけれど、それは野生ではなく、ペット用に繁殖(はんしょく)したものなのだ。