生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

アマゾンマナティー

一生を水中で過(す)ごすアマゾンマナティー。人間に肉や皮をねらわれ、数が減(へ)ってしまったんだ。
最近(さいきん)は川の環境(かんきょう)悪化にも苦しんでいるよ。

水草などの水生植物が好物(こうぶつ)。岸辺(きしべ)の陸生(りくせい)植物や果実(かじつ)を食べることもあるんだ。
一生を川の中で過(す)ごすよ。息つぎなしで最大14分も水中にとどまることができる潜水(せんすい)の名人なんだ。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■肉と皮をねらわれた!!
3種類(しゅるい)いるマナティーの仲間(なかま)の中ではもっとも小型(こがた)のアマゾンマナティー。
マナティーは主に川で暮(く)らし、姿(すがた)が似(に)ているジュゴンは海に生息している。
ジュゴンやほかの種類(しゅるい)のマナティーと同じく、アマゾンマナティーが減(へ)っている一番の原因(げんいん)は人間による狩猟(しゅりょう)。
良質(りょうしつ)な肉と、丈夫(じょうぶ)な皮がねらわれ、たくさんのアマゾンマナティーがつかまってしまった。


■川の環境(かんきょう)がどんどん悪くなる・・・
1974年に狩猟(しゅりょう)は禁止(きんし)になったけれど、ルールを無視(むし)した密猟(みつりょう)が今もアマゾンマナティーたちを苦しめている。
さらに、行き過(す)ぎた森林伐採(ばっさい)や金の採掘(さいくつ)などによって生息地の環境(かんきょう)もどんどん悪化。
保護(ほご)活動は行われているものの、数は減(へ)り続(つづ)けている。
このままでは野生のアマゾンマナティーは絶滅(ぜつめつ)するかもしれないと考えられているのだ。