生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

インドガビアル

細長い口先をしたワニ、インドガビアル。魚とりの名人で、水中での活動が得意(とくい)なんだって。
でも川の水がよごれると、数がたちまち減(へ)ってしまったんだよ。

魚が大好物(だいこうぶつ)。細長い口先でつかまえて食べるよ。ときどき水鳥をつかまえることもあるよ。

インドガビアルの特徴(とくちょう)は細長い口先。
オスは口の一番先に球根のようなコブができるよ。コブはメスへのプロポーズに使うと考えられているんだ。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■細長い口先の魚とり名人
インドガビアルは、ワニの仲間(なかま)だ。ただし見た目はほかのワニとちょっとちがっている。
とても長細い、変(か)わった口先をしているのだ。これは水中で魚をつかまえやすい形に進化したと考えられている。
指のあいだには水かきも発達(はったつ)していて、水中での活動が得意(とくい)。
反対に陸(りく)での生活は苦手で、一生のほとんどを川の中で過(す)ごすのだ。


■人の手によって増(ふ)えつつあるけれど・・・
インドガビアルにとって川のよごれは大問題。
川の周りに工場などができたことで水がよごれると、インドガビアルはたちまち数が減(へ)ってしまったのだ。
幸い人間による繁殖(はんしょく)が上手くいっているが、増(ふ)えたインドガビアルたちを野生にもどそうにも、川はよごれたまま。
これからは、インドガビアルたちが安心して暮(く)らせる自然を取りもどすことが必要(ひつよう)なのだ。