生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

アオウミガメ

アオウミガメの肉や卵(たまご)は、昔から食用として人気があるんだ。
たくさんのアオウミガメがつかまって、今ではあちこちの海で数が減(へ)ってしまったんだ。

ほかのウミガメは肉食だけど、アオウミガメは海草を好(この)んで食べるんだ。
子どものアオウミガメはカニやクラゲなども食べるよ。

卵(たまご)は海岸の砂浜(すなはま)に穴(あな)をほって産(う)むんだ。
いつも暮(く)らしている遠い海から、長い距離(きょり)を泳いでくるんだよ。
生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■見た目は青くない??
アオウミガメという名前なのに、なぜか見た目は青くない。
実は、青いのは体の中の脂肪(しぼう)の色なのだ。昔から、アオウミガメの肉は食用として人気がある。
だから、体の中の色から名前がついたのではないかと言われている。食用につかまり、さらには卵(たまご)まで人間にうばわれてきたアオウミガメ。
今、あちこちの海で数が減(へ)っているのだ。


■コンクリートの海岸では、卵(たまご)を産(う)めない・・・
砂浜(すなはま)がなくなっていることも、アオウミガメを苦しめている。
アオウミガメは砂浜(すなはま)に卵(たまご)を産(う)むため、コンクリートの海岸では産卵(さんらん)できないのだ。
保護(ほご)活動によってアオウミガメの数が回復(かいふく)したところもあるけれど、それは世界全体で見ればめずらしいこと。
まだまだ、絶滅(ぜつめつ)の心配が続(つづ)いているのだ。