生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

タイマイ

タイマイは美しい甲羅(こうら)をねらわれて、数が減(へ)ってしまったウミガメなんだよ。
今は輸出入(ゆしゅつにゅう)が禁止(きんし)されているけど、砂浜(すなはま)の埋(う)め立てで卵(たまご)を産(う)む場所が少なくなってしまうなど、ピンチが続(つづ)いているんだ。
死んだサンゴにくっついている海綿(かいめん)動物を食べるんだ。
タイマイは、顔の先がくちばしのようにとがっているのが特徴(とくちょう)だよ。ほかのウミガメの顔と見比(くら)べてみてね。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■べっ甲(こう)細工の原料(げんりょう)として、たくさんつかまった
タイマイはその美しい甲羅(こうら)をねらわれて、数が減(へ)ってしまったウミガメだ。
べっ甲(こう)細工と呼(よ)ばれる高級品の原料(げんりょう)に使われたのだ。
メガネのフレームからクシ、ブローチ、ギターのピックまで、タイマイの甲羅(こうら)はあらゆる物に姿(すがた)を変(か)えてきた。
特(とく)に日本は最大(さいだい)の消費(しょうひ)国で、たくさんの甲羅(こうら)を輸入(ゆにゅう)していたのだ。


■食用として卵(たまご)がねらわれることも・・・
今は、日本をふくめたほとんどの国で、タイマイの輸出入(ゆしゅつにゅう)が禁止(きんし)されている。
しかし、かくれた取引きはまだ続(つづ)いていて、さらに、食用として卵(たまご)を大量(たいりょう)にとってしまう国もある。
また、ほかのウミガメと同じように、砂浜(すなはま)の埋(う)め立てによって卵(たまご)を産(う)む場所が減(へ)っているなど、タイマイのピンチはまだまだ続(つづ)くと考えられているのだ。