生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

アカキノボリカンガルー

アカキノボリカンガルーは、木登りが得意(とくい)な、めずらしいカンガルーなんだよ。
でも、大切な森林が次々と農地になって、絶滅(ぜつめつ)のピンチなんだ。

木の葉が大好物(だいこうぶつ)なんだ。草の芽(め)や花を食べることもあるよ。

カンガルーの仲間(なかま)としてはめずらしく、多くの時間を木の上ですごすんだ。
エサを食べたり、ねむったりするのも木の上なんだよ。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■大切な森林がなくなっている・・・
アカキノボリカンガルーは、パプアニューギニアのヒュオン半島だけにすんでいる。
カンガルーと聞くと、草原をとびはねる姿(すがた)を思いうかべるけれど、このアカキノボリカンガルーは例外(れいがい)。
森林で暮(く)らしていて、地上を移動(いどう)するよりも、木登りが得意(とくい)なのだ。
ところが、今ではヒュオン半島に人口が増(ふ)え、大切な森林が次々と農地になっている。
すみかを失(うしな)いつつあるアカキノボリカンガルーは、絶滅(ぜつめつ)のピンチなのだ。


■まずはどんな動物か知ることから!
最近(さいきん)、保護(ほご)活動がスタートしたけれど、もともとめずらしい動物なので、生態(せいたい)――つまり、どんなエサを食べ、どうやって子どもを育てるのかなど、野生での暮(く)らしぶりが分かっていない。
どんな動物も、生態(せいたい)を知らないと保護(ほご)は難(むずか)しいのだ。
まずは残(のこ)された生息地を守りながら、生態(せいたい)を調査(ちょうさ)することがアカキノボリカンガルーを救(すく)う第一歩になるのだ。