生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

シシオザル

まるでライオンのようなたてがみと尾(お)を持つシシオザル。すみかの森林が次々と農地になって、とても困(こま)っているんだよ。

果実(かじつ)や木の実が好物(こうぶつ)なんだよ。昆虫(こんちゅう)を食べることもあるんだ。

シシオザルの群(む)れのオスは大声を張(は)り上げてなわばりを主張(しゅちょう)するんだって。これもライオンと同じだね。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■ライオンみたいなサル?!
シシオザルはインドにすんでいるオナガザルの仲間(なかま)だ。
顔の周(まわ)りには立派(りっぱ)なたてがみがあり、まるでライオンのよう。
しかも、尾(お)の先が筆のようにふさふさしていて、これまたライオンそっくり。
名前の“シシ”とはライオンのことで、尾(お)が似(に)ていることが由来になっている。
そして残念(ざんねん)なことに、絶滅(ぜつめつ)の危機(きき)にあるのもライオンと同じなのだ・・・。


■森がなくなり、さらに狩猟(しゅりょう)も・・・。
シシオザルを苦しめているのは森林の伐採(ばっさい)。
すみかが次々と農地になっているのだ。近い種類(しゅるい)のサルと比(くら)べて、シシオザルの暮(く)らしには広い森が必要(ひつよう)。
特(とく)にエサの果実(かじつ)の減少(げんしょう)が、大きなダメージになったと考えられている。
さらに困(こま)ったことに、ペット用や食用の狩猟(しゅりょう)が行われている地域(ちいき)もある。
今シシオザルは2500頭以下(いか)にまで減(へ)っているのだ。