生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

マンドリル

作り物のようなカラフルな顔で知られるマンドリル。
森がなくなり、さらに肉を目当てした人間にねらわれて、どんどん数が減(へ)っているんだよ。

植物の果実(かじつ)や葉が好物(こうぶつ)なんだ。昆虫(こんちゅう)を食べることもあるよ。
マンドリルのほおには袋(ふくろ)があって、後で食べるものをためておくんだよ。胃袋(いぶくろ)と同じくらいの量(りょう)が入るんだって。
生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■カラフルな顔で知られるサルの仲間(なかま)
マンドリルはサルの仲間(なかま)で、おどろくほどカラフルな顔をしている。
特(とく)にオスは赤とうすい青の模様(もよう)があざやかで、動物の肌(はだ)というよりも、プラスチックの作り物に見えるほどだ。
メスの顔はもう少し地味な色で、体の大きさもオスの半分くらい。
動物園で見ると、親子だとまちがってしまいそうなほど、顔と体格(たいかく)に差(さ)があるのだ。


■森が減(へ)り、食用としてねらわれ、絶滅(ぜつめつ)が心配されている
アフリカの森はどんどん小さくなっていて、すみかを失(うしな)ったマンドリルは数が減(へ)ってしまった。
しかも現地(げんち)では、マンドリルの肉はごちそうとして有名。
森が減(へ)り、街(まち)とマンドリルの生息地が近くなった今、ますます食用として売るための狩猟(しゅりょう)が盛(さか)んになっている。
このままではマンドリルは、昔生きていためずらしい顔の動物として、図鑑(ずかん)でしか見られなくなってしまうかもしれないのだ。