生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

オオネズミクイ(コワリ)

オーストラリアにすむ、おなかにふくろを持った肉食動物、オオネズミクイ。
家畜(かちく)の放牧(ほうぼく)が原因(げんいん)で数が減(へ)り、絶滅(ぜつめつ)のピンチなんだよ。

肉食で、小型(こがた)のネズミや、トカゲ、鳥、昆虫(こんちゅう)などをつかまえて食べるんだ。
オーストラリアのほかの哺乳類(ほにゅうるい)と同じように、おなかに子どもを育てるふくろがあるよ。
リスのような大きなしっぽは、ばたばたと動かして、仲間同士(なかまどうし)のコミュニケーションに役立てるんだって。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■ネズミに似(に)ていて、ネズミを食べる??
オーストラリアの乾燥(かんそう)した草原や砂漠(さばく)にすむ動物、オオネズミクイ。
夜行性(やこうせい)で、昼間は地面にほった穴(あな)にかくれている。
姿(すがた)はリスやネズミに似(に)ているけれど、オオネズミクイはまったく別(べつ)の種類(しゅるい)。
肉食で、むしろ小型(こがた)のネズミをえものにする動物なのだ。
ネズミのほかにトカゲや鳥なども前足でおさえつけ、するどい歯で仕留(しと)めてしまう。


■家畜(かちく)の放牧(ほうぼく)で数が減(へ)ってしまった・・・
オオネズミクイを困(こま)らせているのは、家畜(かちく)の放牧(ほうぼく)だ。
ウシやヒツジといった家畜(かちく)動物は草を食べるのでエサのうばい合いにはならない。
しかし、放牧(ほうぼく)によって生息地の環境(かんきょう)が変化(へんか)し、オオネズミクイの数は減(へ)ってしまった。
さらに道路や街(まち)が増(ふ)えて、生息地自体も少なくなっているため、この先ますます絶滅(ぜつめつ)の危険(きけん)が高まると考えられているのだ。