生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

マレーバク

マレーグマは、もっとも体が小さいクマなんだよ。
森が農場になったり、密猟(みつりょう)が続(つづ)いたりして、とうという絶滅(ぜつめつ)のピンチをむかえてしまったんだ。
果実(かじつ)や木の芽(め)、ハチミツ、昆虫(こんちゅう)などを食べるよ。小さな動物や鳥をつかまえることもあるんだ。

マレーグマの爪(つめ)はとても長いよ。木登りやシロアリをとるのに役立つんだ。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■いつのまにか、害獣(がいじゅう)になってしまった・・・
クマの仲間(なかま)でもっとも小型(こがた)なのが、このマレーグマだ。大人でも体長は1メートルを少しこえたくらい。
軽い体重と長い爪(つめ)は木登りに向いていて、昼間は木の上で休んでいる。
しかし今、マレーグマたちが暮(く)らす森に次々と農場が造(つく)られている。
これによって、すみかとエサが減(へ)っただけではなく、農場の作物を食べる害獣(がいじゅう)として殺(ころ)されるマレーグマも出てきている。


■密猟(みつりょう)が後を絶(た)たない
マレーグマの狩猟(しゅりょう)は禁止(きんし)されているけれど、密猟(みつりょう)は後を絶(た)たない。
毛皮を売るために狩(か)られたり、子どもをペットにするために親が殺(ころ)されたり、密猟(みつりょう)の目的(もくてき)はさまざまだ。
また、クマの胆(たん)のうという内臓(ないぞう)は、高価(こうか)な漢方薬として売られている。
殺(ころ)されて胆(たん)のうをとられるだけではなく、生きたまま胆(たん)のうに管(くだ)を通され、成分(せいぶん)をとられ続(つづ)けるマレーグマもいるのだ。