生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

ツキノワグマ

アジアに広く生息するツキノワグマ。
胸(むね)の三日月模様(もよう)が目印(めじるし)だよ。森林が減(へ)ったり、薬にするための狩猟(しゅりょう)によって、今、絶滅(ぜつめつ)のピンチなんだ。

主に木の実や果実(かじつ)を食べるよ。ときどきは動物や昆虫(こんちゅう)をつかまえることもあるんだ。
クマの仲間(なかま)の中では体が小さく、ほかの動物をおそうこともあまりないんだって。思ったよりも、大人しい動物なんだね。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■食べ物がなくなって、山を下りれば・・・
アジアに広く生息しているツキノワグマ。
胸(むね)の三日月のような白い模様(もよう)が目印(めじるし)だ。ツキノワグマが減(へ)っている理由の一つが、森林の伐採(ばっさい)。
ツキノワグマの主な食べ物は、木の実や果実(かじつ)だ。ごちそうが実るはずの森林がなくなれば、クマは減(へ)ってしまう。
おなかを空かせて人里にやって来て、仕方なく退治(たいじ)されるツキノワグマも多い。そうして、ますます絶滅(ぜつめつ)に近づいているのだ。


■薬のために、たくさんのクマが犠牲(ぎせい)に!
ツキノワグマの内臓(ないぞう)の一部、胆(たん)のうは、昔から高価(こうか)な薬として売買されてきた。
そのための狩猟(しゅりょう)が増(ふ)えすぎたことも、ツキノワグマを絶滅(ぜつめつ)の危機(きき)に追いやっている。

薬づくりでは、クマたちが感じる苦しみも問題になっている。
身動きもままならない檻(おり)にクマを閉(と)じこめ、胆(たん)のうに管(くだ)を通し、生かしたまま成分をとり続(つづ)ける、そんな残酷(ざんこく)な方法(ほうほう)も行われているのだ。