生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

ユキヒョウ

まぼろしの動物と呼(よ)ばれるユキヒョウ。めずらしくて美しい毛皮がねらわれて、絶滅(ぜつめつ)しそうなほど数が減(へ)ってしまったんだ。
ヤギやヒツジの仲間(なかま)、ウサギ、鳥などを食べるんだ。自分の体重の3倍もある動物をつかまえることもあるよ。

寒いところや雪の上でも生活しやすいように、足の裏(うら)にも毛が生えているんだ。得意(とくい)のジャンプでえものに飛(と)びかかるよ。
生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■まぼろしの動物
ユキヒョウは山の高いところにすんでいる。
寒くて険(けわ)しい、人間があまり行かない場所だ。
しかも、ユキヒョウは群(む)れを作らず、ばらばらに暮(く)らしているので、とても見つけにくい。
40年ほど前まで、野生のユキヒョウの姿(すがた)は写真でも見ることができなかったとか。
そのため、ユキヒョウは、まぼろしの動物と呼(よ)ばれていたのだ。


■めずらしくて美しい毛皮がねらわれた
ユキヒョウは人間に毛皮をねらわれて、一時は絶滅(ぜつめつ)しそうなほど数が減(へ)ってしまった。
めずらしくて美しい毛皮には、高い値段(ねだん)がつくからからだ。今は保護(ほご)活動によって、ユキヒョウの数は少しずつ増(ふ)えている。
それでも、毛皮目当ての密猟(みつりょう)はなくならず、また家畜(かちく)のヤギを守るために殺(ころ)されてしまうこともあるのだ。