生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

ヨーロッパミンク

かつては毛皮をねらわれ数が減(へ)ってしまったヨーロッパミンク。
今では人間が生息地に連(つ)れてきたアメリカミンクとの争(あらそ)いや、川の汚染(おせん)に苦しめられているよ。

カワネズミやマスクラットといったネズミの仲間(なかま)、カニや魚を食べるよ。

水辺(みずべ)が好(す)きで、泳ぎがとても上手なんだ。指の間には小さな水かきがあって、ほとんどのエサを水中でつかまえるんだって。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■ミンク同士(どうし)の争(あらそ)い?!
ミンクと聞くと毛皮というイメージを持つ人も多いのでは?
 かつてはヨーロッパミンクも毛皮をねらわれ、たくさんの命がうばわれた。
しかし、今ではアメリカミンクとのエサやすみかのうばい合いの方が大きなダメージになっている。
より毛皮の質(しつ)が良(よ)いとされるアメリカミンクが養殖(ようしょく)用にヨーロッパに移入(いにゅう)され、その一部が野生化しているのだ。


■水辺(みずべ)の環境(かんきょう)が悪化している! また、水辺(みずべ)を好(この)むヨーロッパミンクは川の汚染(おせん)にも苦しめられている。
川にダムが作られ生息地が丸ごとなくなってしまったことも。
現在(げんざい)、人工飼育(じんこうしいく)でヨーロッパミンクを増(ふ)やす取り組みが行われているけれど、野生では数が減(へ)り続(つづ)けている。
人工飼育(じんこうしいく)のヨーロッパミンクを野生にもどすためにも、安心して暮(く)らせる環境(かんきょう)づくりが必要(ひつよう)なのだ。