オオマダラキーウィ
オオマダラキーウィは飛(と)べない鳥なんだ。
それは天敵(てんてき)がいなかったからだと言われているよ。
でも、人間が連(つ)れてきたネコやネズミにおそわれて、今では絶滅(ぜつめつ)しそうんなんだ。
ミミズや果実(かじつ)を食べるよ。鳥の仲間(なかま)ではめずらしく鼻(はな)が良くて、土のなかのミミズをにおいで探(さが)し出すことができるんだ。
オオマダラキーウィはキーウィの仲間(なかま)で一番大きいんだ。卵(たまご)もとても大きくて、オスとメスが交代で温めるよ。
■飛ぶことをやめた鳥
オオマダラキーウィは空を飛(と)ぶことができない。その代わりに、とても速く走ることができる、めずしい鳥だ。
オオマダラキーウィが飛(と)べない鳥として進化したのは、天敵(てんてき)となる動物がいなかったからだと言われている。
にげる必要(ひつよう)がなかったので、飛(と)ぶことをやめてしまったのだ。
■ネコやネズミが天敵(てんてき)に・・・
やがて、オオマダラキーウィたちがすむニュージーランドに、たくさんの人が移(うつ)り住んできた。
すると、オオマダラキーウィの数はたちまち減(へ)ってしまう。人間が連(つ)れてきたネコやネズミにおそわれてしまったからだ。
このように新しい動物がやって来ると、もともとすんでいた動物たちに問題が起こることが多いのだ。