生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

ハナサキガエル

ハナサキガエルは、沖縄(おきなわ)だけにすむめずらしいカエルなんだよ。
森にダムや道路が作られたり、ハナサキガエルを見物に来る人たちの影響(えいきょう)で、数が減(へ)ってしまったんだ・・・。

小さな昆虫(こんちゅう)やムカデ、陸(りく)にすむ貝類(かいるい)などを食べるよ。

ほかのカエルと比(くら)べて、鼻の穴(あな)が顔の先の方についているんだ。それでハナサキガエルという名前になったよ。
生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■脚(あし)が長く、強力なジャンプ力を持つカエル
海に囲(かこ)まれ、ほかの大陸(たいりく)から遠くはなれた沖縄(おきなわ)には、ここでしか見られないめずらしい生き物がたくさん暮(く)らしている。
ハナサキガエルもその一つ。沖縄(おきなわ)本島の北部だけにすむカエルだ。体がほっそりとしていて、折(お)りたたまれた後脚(うしろあし)がとても長いのが特徴(とくちょう)。
この長い脚(あし)が、ハナサキガエルの強力なジャンプ力を生み出しているのだ。


■見物人に困(こま)っている?!
今、沖縄(おきなわ)の美しい自然(しぜん)が失(うしな)われつつある。
森林が伐採(ばっさい)され、ダムや道路ができるなど、ハナサキガエルのすむ森も少なくなっている。
さらに、めずらしいハナサキガエルをこの目で見ようと森を訪(おとず)れる人も多く、これも環境(かんきょう)の悪化につながっている。

沖縄(おきなわ)のめずらしい生き物たちは、この場所の自然(しぜん)に適応(てきおう)するために進化してきた。
ダムや道路があったり、人間に見つめられるような暮(く)らしは苦手なのだ。