生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

ワタリアホウドリ

世界でもっとも長い翼(つばさ)を持つ鳥、ワタリアホウドリ。
人間が連(つ)れてきた動物に卵(たまご)やヒナがおそわれたり、漁業(ぎょぎょう)の釣(つ)り針(ばり)に誤(あやま)ってかかったりして、数が減(へ)っているんだ。

イカが大好物(だいこうぶつ)なんだ。タコや魚をつかまえて食べることもあるよ。
オスとメスが力を合わせて子育てをするんだ。
海にエサをとりに行く係と、巣(す)に残(のこ)って卵(たまご)やヒナの世話をする係を順番(じゅんばん)で務(つと)めるよ
生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■人間が連(つ)れてきた動物がヒナをねらう!
世界中の鳥のなかで、もっとも長い翼(つばさ)を持つワタリアホウドリ。
この立派(りっぱ)な翼(つばさ)で一生のほとんどを飛(と)んで過(す)ごすのだ。
例外(れいがい)は子育てをするとき。いつもの南極(なんきょく)の海よりも少しだけ温かい島に移動(いどう)して卵(たまご)を産(う)み、ヒナを育てるのだ。
ところが、こうした島々に人間がブタなどの動物を連(つ)れてきたため、卵やヒナがおそわれ、数が減(へ)ってしまったのだ。


■鳥なのに釣(つ)り針(ばり)にかかる?!
そして数が減(へ)った一番の理由が漁業(ぎょぎょう)だ。
釣(つ)り針(ばり)についたエサのイカや魚をワタリアホウドリが食べてしまい、そのまま海でおぼれてしまうのだ。
生息地にはたくさんの釣(つ)り針(ばり)をつけた大型(おおがた)の漁船(ぎょせん)がやってくるため、被害(ひがい)も大きい。
鳥が誤(あやま)って釣(つ)り針(ばり)にかからないように工夫(くふう)する漁船(ぎょせん)も増(ふ)えてきたけれど、まだワタリアホウドリの数は減(へ)り続(つづ)けているのだ。