生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

ホオジロシマアカゲラ

ホオジロシマアカゲラはキツツキの仲間(なかま)なんだ。
くちばしで木に穴(あな)を開けて巣(す)を作るんだよ。
でも、大切な森林が伐採(ばっさい)されて、数が減(へ)ってしまったんだ。

キクイムシやアリ、ガなど、主に昆虫(こんちゅう)をつかまえるんだ。木の種(たね)や果実(かじつ)を食べることもあるよ。
クランと呼(よ)ばれる大家族の群(む)れを作るよ。
群(む)れのメンバーで協力(きょうりょく)して、卵(たまご)を温めたり、ヒナを育てたりするんだ。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■たよりになる、森の名大工!?
ホオジロシマアカゲラは、アメリカ合衆国(がっしゅうこく)南東部に生息する、キツツキの仲間(なかま)だ。
ほかのキツツキたちと同じように、くちばしで木に穴(あな)を開けて巣(す)を作る。
ホオジロシマアカゲラが使わなくなった巣穴(すあな)は、ほかの生き物たちにすみかとして再利用(さいりよう)される。
ホオジロシマアカゲラは、“森の大工”として重要(じゅうよう)な役割(やくわり)を果(は)たしているのだ。


■木々が伐採(ばっさい)されて、巣(す)が作れない!
残念(ざんねん)なことに、ホオジロシマアカゲラたちが住んでいた森林のあちこちで木々が伐採(ばっさい)されてしまった。
人間が木材(もくざい)をとったり、農場を作ったりするためだ。
キツツキの仲間(なかま)の多くは枯木(かれき)に巣穴(すあな)を作るけれど、ホオジロシマアカゲラが選ぶのは樹齢(じゅれい)100年をこえるような生きた巨木(きょぼく)。
伐採(ばっさい)によってこうした巨木(きょぼく)がなくなり、すみかを失(うしな)ったホオジロシマアカゲラは絶滅(ぜつめつ)のピンチをむかえてしまったのだ。