生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

カリフォルニアコンドル

カリフォルニアコンドルは銃(じゅう)でうたれたりして、一時は絶滅(ぜつめつ)しそうだったんだ。
今は、ヒナを育てて、野生にもどす取り組みが行われているよ。

カリフォルニアコンドルは、主に死んだ動物の肉を食べる。
ちょっと不気味(ぶきみ)かもしれないけど、自然界(しぜんかい)にとっては大切なそうじ係なんだ。
大きな翼(つばさ)を広げて、上手に気流に乗るんだ。たこあげみたいだね。高さ4000メートル以上(いじょう)の空を飛(と)ぶこともあるよ。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■絶滅(ぜつめつ)しそうになったことも
羽をいっぱいに広げて空を飛(と)ぶカリフォルニアコンドル。
広々としたアメリカ大陸(たいりく)に似合(にあ)う、とても大きな鳥だ。
野生のカリフォルニアコンドルは、1980年代に数羽にまで減(へ)ってしまった。
死体を食べる不吉(ふきつ)な鳥として銃(じゅう)でうたれたり、毒殺(どくさつ)されたコヨーテの死体を食べて、その毒(どく)で命を落としたからだ。


■ヒナから育てて野生にもどそう!
カリフォルニアコンドルをもう一度大空に羽ばたかせるために、今では人工繁殖(はんしょく)が行われている。
人間がヒナから育てて、野生にもどす取り組みだ。これによって、野生のカリフォルニアコンドルの数は200羽くらいにまで回復(かいふく)した。
しかし、電線で感電死してしまうなど、新しい問題も出てきている。まだまだ安心はできないのだ。