生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

オウギバト

頭のはなやかな羽で知られるオウギバト。この見事な羽を人間にねらわれ、さらにはペット用につかまって、絶滅(ぜつめつ)しそうなほど数が減(へ)っているんだよ。

地面に落ちた植物の果実(かじつ)や種(たね)を食べているよ。

オウギバトは主に地面で暮(く)らしているんだよ。
でも、キーウィやクイナとちがって、ちゃんと飛(と)ぶこともできるんだ。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■自慢(じまん)の羽を人間にねらわれてしまった・・・
頭をかざる見事な羽で知られるオウギバト。
同じくニューギニア島などにすむカンムリバトに似(に)ているけれど、オウギバトは頭の羽の先が扇形(おうぎがた)、つまりイチョウの葉のような形をしているので見分けがつく。
オウギバトは、この美しい頭の羽と、ごちそうとされる肉を人間にねらわれ、昔からハンターたちに狩(か)られてきた。
あまり人間をおそれない人なつっこい鳥で、簡単(かんたん)に銃(じゅう)でうたれてしまうのだ。


■ペット用に生きたままつかまることも
最近(さいきん)ではオウギバトたちの森の近くまで道路が延(の)びたため、ますます狩(か)りが盛(さか)んになっている。
さらにペットとしても人気が高まり、生きたままワナでつかまるオウギバトも増(ふ)えた。
人になつきやすいオウギバトだから、飼(か)えば友だちのように仲良(なかよ)くしてくれるかもしれない。
でも、それが原因(げんいん)で野生のオウギバトが絶滅(ぜつめつ)すれば、人間は友だちにひどい仕打ちをしたことになる。