生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

アンデスフラミンゴ

ピンク色の羽と、小枝(こえだ)のような細長い脚(あし)を持つ鳥、アンデスフラミンゴ。卵(たまご)を人間にうばわれたり、大切な湖の環境(かんきょう)が悪化したことで、絶滅(ぜつめつ)しそうなほど数が減(へ)っているんだよ。
湖の中の藻(も)が好物(こうぶつ)なんだよ。頭を下げ、くちばしを上下逆(さか)さにして、水中の藻(も)を上手に食べるんだ。
アンデスフラミンゴをはじめ、フラミンゴの仲間(なかま)は片脚(かたあし)で立ったまま休むことがあるよ。
体が冷(ひ)えすぎないようにするためなんだって。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■一個(こ)しか産(う)まない卵(たまご)を人間にうばわれて・・・
ピンク色のあざやかな羽と、小枝(こえだ)のように細長い脚(あし)で知られる鳥、フラミンゴ。
その中で、今もっとも数が少ないのがアンデスフラミンゴだ。
人間はこれまで、食用として売るために大量(たいりょう)のアンデスフラミンゴの卵(たまご)を採取(さいしゅ)してきた。
これは、卵(たまご)を一度に一個(こ)しか産(う)まないアンデスフラミンゴにとって、とても大きなダメージとなった。


■大切な湖の環境(かんきょう)が悪化している!
アンデスフラミンゴはアンデス山脈(さんみゃく)の湖で暮(く)らしている。
エサの藻(も)がとれる湖は、アンデスフラミンゴが生きるために欠(か)かせない場所だ。
しかし、近年ではこうした湖の近くで、鉱物(こうぶつ)の採掘(さいくつ)が盛(さか)んに行われている。
鉱山(こうざん)からの排水(はいすい)で湖の水がよごれたり、工事によって水がかれてしまった湖もある。
卵(たまご)をうばわれ、安全なすみかを失(うしな)ったアンデスフラミンゴは、今、絶滅(ぜつめつ)が心配されるほど数が減(へ)っているのだ。