生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

サカツラガン

東アジアで暮(く)らすわたり鳥、サカツラガンは、人間による狩(か)りで数が減(へ)ってしまったんだよ。
さらに安心して暮(く)らせる環境(かんきょう)が失(うしな)われ、今では絶滅(ぜつめつ)のピンチなんだ。

植物の草や茎(くき)、根、種(たね)を食べるんだよ。
中国のガチョウは、サカツラガンを約(やく)3000年前に飼(か)いならした鳥なんだ。ガチョウの祖先(そせん)みたいなものなんだね。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■昔も今も、ハンターたちの標的(ひょうてき)!
サカツラガンは東アジアにすむわたり鳥だ。
中国の北部やサハリンで卵(たまご)を産(う)み、ヒナを育て、中国の東部や朝鮮(ちょうせん)半島で冬を越(こ)す。
昔は日本でもたくさんのサカツラガンが冬を越(こ)していたけれど、今ではあまり見られなくなってしまった。
その原因(げんいん)の一つが、人間による狩(か)りだ。
かつての日本で、またロシアや中国では現在(げんざい)でも、サカツラガンはハンターたちの標的(ひょうてき)にされているのだ。


■安心して暮(く)らせる場所も失(うしな)われている・・・
さらに、巣(す)作りをする場所、冬を越(こ)す場所の両方で農地などが増(ふ)え、サカツラガンたちが安心して暮(く)らせる場所が減(へ)ってしまった。
また、多くのサカツラガンが冬を越(こ)してきた長江(ちょうこう)の下流の環境(かんきょう)が、今後一変(いっぺん)するかもしれない。長江(ちょうこう)に作られた巨大(きょだい)なダムの影響(えいきょう)が心配されているのだ。