生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

イワカモメ

ガラパゴス諸島(しょとう)だけにすむイワカモメは、カモメにはめずらしく全身がグレー。
人間が島の外から連(つ)れてきた動物たちにおそわれて絶滅(ぜつめつ)のピンチなんだ。

魚やカニ、動物の死がいや人間が捨(す)てた残飯(ざんぱん)を食べているよ。
ほとんどのカモメは集団(しゅうだん)で巣(す)を作るけれど、イワカモメはオスとメスのカップルだけで巣(す)を作るんだ。
ほかのカップルがなわばりに来ると追いはらうよ。

生き物を守ろう!絶滅危惧種リストまとめ

■めずらしい色のかもめ
カモメと聞くと、羽がグレーで顔やおなかが白い鳥を思いうかべるのでは? 
実際(じっさい)にカモメの仲間(なかま)のほとんどが白とグレー、あるいは白と黒という羽色。
ところがガラパゴス諸島(しょとう)だけにすむイワカモメは全身が暗いグレーというめずらしい色をしている。
そしてカモメの仲間(なかま)の中で、もっとも数が少なく、絶滅(ぜつめつ)が心配されている鳥でもある。


■天敵(てんてき)は人間が連(つ)れてきた動物たち
イワカモメを苦しめているのは、人間が島の外から連(つ)れてきた動物たち。
イヌやネコやブタに、卵(たまご)とヒナ、ときには大人のイワカモメもおそわれる。
こうした天敵(てんてき)がいない環境(かんきょう)で進化してきたイワカモメは、うまく身を守ることができないのだ。
生き物が独自(どくじ)の進化をとげたガラパゴス諸島(しょとう)では、今、たくさんの動物たちが同じ理由で絶滅(ぜつめつ)のピンチにさらされている。